ケンチク

牛久大仏に見守られながら一級建築士やってます。

増築棟

前回の打ち合わせで、増築棟の規模を大きくしたいと要望が上がった、リノベーション+

増築の案件です。

 

増築棟を大きくするということは、外部空間が減っていくということになります。

元が広い敷地で、増築した上で十分な外部空間を確保できるのであれば良いのですが、今回のケースは建築が大きくなりすぎて、外部が生きてこない状態になってしまいます。

 

悩んだ結果、できた案がルーフバルコニーを持った建築です。

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ルーフバルコニーと内部空間とのつながりを確保する為に、周辺環境に合わせてハイサイドライトを設けている為、ダイナミックな空間となっています。

人工地盤ともいえるルーフバルコニーはただの贅沢空間というだけではなく、様々な課題も解決してくれます。

 

現在、概算見積中で、金額が収まればこの案で進めるということになっており、予算内に収まった概算見積もりが上がってくることを願いながら、日々を過ごしています。

 

この建築、実現したいなぁと思いながら、模型を眺めていた夜でした。

 

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